『How We Operate』Gomez

How We Operate

UK文系ロック、ベック以降のUSオルタナティブを消化したUKバンド。ゴメスって多分そんな位置づけだと思うんだけど。解散してしまいましたがThe Beta Bandもかな。ポップネスとラディカルな音のバランス具合、例えばこの人たちの3rdみたいな音を出してるバンドって、最近のUK、特にメジャーシーンではほとんど無いんじゃなかろうか。
そんなゴメスの5枚目のフルアルバム。なんというか王道、シンプル。付加的なアンサンブル、エレクトロな音はできる限り排除されている。前作でもその兆候は有ったのだけど、ここまで顕著になるとは。実際僕は上記で言ってるような、「アレンジの妙だったりアンサンブルだったり、とポップなメロディ」というのをゴメスには期待してたので肩透かしな感じでした。でも聴いてくうちに曲が絶対的にいいんですよ、これには抗えない。3人いるボーカルも曲にマッチしてて、前作みたく「これベンが歌えば・・・」っていうのは無い。１聴すると地味だけどこれ本当名盤じゃなかろうか。いまんとこ捨て曲無しです。
つーか日本盤出てないってどういうことかと。